こんにちは!薬剤師ブロガーの朱之助です!
7月も中旬に差し掛かりましたが、ワクチンについては良くも悪くも色々な報道が出ていますね。
その中で、大規模接種会場にて使用されている、モデルナ製ワクチンについて、こんな噂を耳にしませんか?

腕が腫れ上がるって聞いたけど、大丈夫なのかな?

ファイザーでは出なくて、モデルナ製で赤くなるって聞いたけど、同じものじゃないの?
効果とか大丈夫なの?
モデルナ製ワクチンはまだ接種者が少ないので、噂がテレビやネット、SNSで情報が先行しているようです。
その中で、接種した部分が赤く腫れたりかぶれたりという噂を、聞いたことはないでしょうか?
実際、モデルナ製ワクチンを打った際に、低い確率で周辺箇所にかぶれや腫れが出来るというのは事実のようです。
結論からまとめます。
・現れるのは、遅発性皮膚副反応と言われる症状。
・ワクチン接種約一週間後に発現する。
・1回目の接種後の0.8%、2回目の摂取後の0.2%で出現する。
・経過観察のみで数日で解消される
・ファイザー製では起きない
・症状が出た後も、2回目の接種はするべき
ということです。
以下でそれぞれ、まとめていきます!
モデルナアームとはなにか?
接種して一週間経ってから発症する、接種部位周辺が赤くなる症状です。
時間が経ってから発症することから、「遅発性皮膚副反応」と言われます。
症状の特徴として、接種後すぐに出るものではなく、一週間経過したあたりで発症するようです。
接種した当日や翌日に、痛みやだるさが出ると言う情報はよく耳にします。
しかし、一週間経ってから症状が出るというのは意表をつくようで、情報があまり出回っていません。
次に、どのような状態になるのか見ていきましょう!
モデルナアームはどんな症状なの?

(出典:自衛隊中央病院【速報】自衛隊東京大規模接種センターにおける「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」接種後の急性期副反応に関する解析https://www.mod.go.jp/gsdf/chosp/page/moderuna1.pdf)
画像のように、赤く腫れ、皮膚が固くなり、押し付けるような痛みを感じることがあるようです。
腫れ上がって、大きくなるような情報を聞くことがありますが、膨れ上がるような症状は起きていないようです。
稀に強めの炎症も起きるようなので、もし気になる症状が出た際は、医師に相談するべきです。
どれくらい続くの?薬は必要?
海外の論文では、1回目接種後の0.8%及び2回目接種後の0.2%に出現すると結論付けられています。
症状は自衛隊中央病院では、2週間をピークとして、自然に消えていくようです。
しばらく赤みが残るようですが、薬を使わずとも問題ないとみられます。
海外の論文では4~5日で改善とあるので、症状によって短期で改善する場合もあるようです。
痒みが出る場合も稀にあるようなので、気になる場合は薬を使用して症状を軽減するのも良いでしょう。
症状が出たら、2回目は打たないほうが良いの?
赤くなったり、かぶれた場合は、2回目は打たないほうが良いのでしょうか?
結論は、症状が出ても、2回目は打つべき、です。
モデルナアームは発症したとしても、数日をピークとして治癒していきます。
海外で行われた、モデルナアーム発症者の2回目の接種では、半数以上の人には再発することなく終わったようです。
ただし、全く無いわけではなく、同等、もしくは小さい規模で症状が出た人もいるようです。
いずれにしても、症状はその後消失して、悪化したり残ったということはないようなので、そのまま2回目の接種を受けるべきでしょう
ファイザー製では出ないの?同じものではないの?
同じmRNAワクチンではありますが、添加物などの違いから症状が出ているようです。

(出典:厚生労働省 新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkoujoukyoutyousa.html)
点線部が、モデルナアームと言われる症状の発症率になります。
上記のように、ファイザー製では症状が確認できず、モデルナ製では所見が見られます。
低い可能性ではありますが、モデルナ製のみで所見が見られるようです。
症例数が少ないため、発症率には海外のデータとの間に差があるようです。
1回目のほうがやや確率が高くなる点は共通しています。
また、有効性については、200人という少ないデータではありますが、有効性のデータが公表されています。

(出典 厚生労働省 武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_moderna.html)
特異的抗体価は値が大きい程、Sタンパク質の受容体への結合を阻害する可能性が高いことを示します。
つまり高い数字ほど、体内に入ったウィルスが、細胞に取り込まれることを防ぎます。
中和抗体価は、値が大きい程、中和活性が高いことを示します。
つまり、ウィルスを直接取り除く能力の指標です。
モデルナ製のワクチンでも十分な免疫を獲得できることが確認できます。
まとめ
以上より、モデルナ製ワクチン接種についてまとめます。
・低い確率で発症する。1回目のほうがやや確率が高い
・症状の発症は、接種1週間後、その後2週間後をピークとして改善する
・現状症状が残ったり、悪化するようなことはない
・ワクチンの効果は、ファイザーもモデルナも同じくらいと言われている
以上になります。
いかがでしょうか?
一時的に赤くなり、かぶれる可能性は、低い確率であるようですが、感染予防95%という非常に効果の高いワクチンです。
症状がでると言う可能性を心に留めた上で、接種してもらえればと思います。
以上朱之助でした!



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